秋が深まる季節、自然の美しさを感じるためにアプトの道ハイキングコースを歩いてきました。紅葉が見頃を迎えるこの時期、コース沿いの景色はまさに絶景でした。今回は、横川駅から出発し、途中で立ち寄った美しい「めがね橋」をはじめ、アプトの道の魅力をたっぷりと紹介したいと思います。
横川駅からスタート
アプトの道のハイキングコースは、群馬県の「峠の釜めし」で有名な横川駅からスタートします。横川駅は、かつての上越線の駅であり、現在は鉄道ファンに人気のスポットとなっています。特にこの駅では、SL(蒸気機関車)が走る姿を間近で見ることができ、まるでタイムスリップしたかのような感覚を味わいました。紅葉を背にしたSLは、まさに秋の風物詩で、その迫力ある姿に思わず写真を撮ってしまいました。
アプトの道を歩く
横川駅からハイキングを始めると、すぐに自然の美しい景色が広がります。アプトの道は、旧上越線の鉄道跡を利用したコースで、全長12kmほどの道のりには、歴史的な建物、橋やトンネルが点在しており、歩いているだけで過去の鉄道の面影を感じることができます。紅葉が色づくこの時期、道沿いの木々が赤や黄色に染まり、まるで絵画の中を歩いているような気分になります。
上の写真は「旧丸山変電所」歴史ある建物ですね。
かわいい子との出会いも!!
日光のお猿さんのように襲ってくることはありませんでした。
コースの途中では、碓氷川のせせらぎが聞こえ、澄んだ空気と自然の音が心地よく響き渡ります。特に、秋の深い森の中を歩くのはとても気持ちよく、毎ステップごとに秋の香りを感じることができました。
めがね橋
アプトの道を歩くうえで忘れてはならないのが、レンガで作られたアーチ型の「めがね橋」です。この橋は、アプトの道のシンボル的存在で、その形が眼鏡のように見えることから「めがね橋」と呼ばれています。橋の上に立つと、上の写真のような美しい紅葉が、まさに絵画のように広がっています。秋の景色とレンガのアーチが調和し、非常に印象的な風景が広がるため、思わず写真を何枚も撮りたくなります。
また、めがね橋の建設には多くの労力と技術が使われており、その歴史的な価値を感じるとともに、当時の鉄道技術に驚かされました。橋の上から見る風景は格別で、紅葉の美しさと相まって、一生忘れられない瞬間でした。
自然と歴史の融合
アプトの道の魅力は、ただ美しい景色だけではありません。コース沿いには、かつての鉄道の遺構が点在しており、歴史的な深みも感じることができます。旧トンネルや橋梁、鉄道跡を通るたびに、過去の鉄道がどれだけ重要な役割を果たしていたのかを実感しました。特に、旧碓氷峠鉄道トンネルを通過すると、その長さと静けさに圧倒され、歴史の重みを感じることができました。
まとめ
アプトの道ハイキングコースは、秋の紅葉と自然の美しさ、そして歴史的な鉄道の遺産を同時に楽しめる素晴らしい場所です。横川駅から始まるこのコースは、SLを見ることができるだけでなく、紅葉が美しい季節に訪れることで、その景色がより一層魅力的に感じられます。めがね橋を訪れた時の感動や、自然と歴史が一体となった景観は、まさに忘れがたい体験でした。
もし、まだアプトの道を歩いたことがない方がいれば、ぜひ紅葉の時期に訪れてみてください。きっと素晴らしい景色と、心に残る体験が待っていることでしょう。
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